ハイエク株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:Terry Me)からリリースされた専門家・タレント・インスタグラマーなどの各業界で活躍する著名人に対し、直接質問、生の声で回答を受けれるナレッジ共有スマホアプリ「Quidy.jp(クイディ)」がインスタグラマーやタレントなどの新たな活躍の場として注目を集めています。
ナレッジ共有スマホアプリ「Quidy.jp(クイディ)」は、著名人の物事への考え方・人生観といった大きな内容から、トレンド・ノウハウ・ファッションといった身近な悩み・疑問に対して信頼できる人からの回答を取得することが可能となっていて、自分の質問に対して回答者自身の音声による回答のため、他のQ&Aサービスに比べて親近感があり、多くの人がその知識をシェアすることができるようになっています。
また、質問・回答で稼げる機能を追加予定で、YouTubeなどと同じように広告を原資としたQ&Aの再生に対して質問者と回答者が報酬をもらえる仕組みが導入される予定になっています。
「Quidy.jp(クイディ)」を企画・運営している富山 真明さんにアプリ開発の経緯などをうかがいました。
お話してくださったのはこちらの方です。
ハイエク株式会社 / ディレクター 富山 真明さん
新卒で自動車のマツダ株式会社へ入社され、経営企画・財務領域で働いたのち、サイバーエージェントに転職されました。メディア運営やリサーチ事業の立ち上げを担当するなどし、その後2006年から株式会社マイスタイル(現ちょびリッチ)の取締役としてポイントサイトの運営や新規事業開発、事業提携などネット業界の様々な事業を経験されています。2009年には大手携帯電話会社と合弁会社を作り代表取締役に就任。月額課金コンテンツを複数作り約100万人のユーザーを保有する企業に成長させるなど数々の実績があります。ハイエク株式会社へは2017年4月よりQuidy事業立上責任者として就任されています。
「音声を使ったコンテンツが今後必ずくると思っていた」「特定の人に直接質問できる」新しい体験を。
◼「Quidy.jp」は、どのようなサービスですか?
「ユーザー同士が質問して『声』で回答するQ&Aサービスのスマホアプリになります。『Yahoo!知恵袋』や『教えて!goo』などの既存のQ&Aサービスでは、質問を投げて複数の広くあまねく人に回答してもらうというプラットフォームでしたが、『Quidy.jp』では予め質問をしたい人に直接質問をすることができるのが大きな違いになります。」
◼「Quidy.jp」を立案された経緯を教えてください。
「海外のベンチャーキャピタルの方と話をしている中で、海外では個人に直接質問をするQ&Aが流行っているという事を聞いて、日本でも今後この流れが来るのではないかと思いました。また音声を使ったコンテンツが今後必ずくると思っていた時期でしたので、この企画を進めることにしました。」
◼「Quidy.jp」は、どのような点が優れていると思いますか?
「まず一つが『声』という点です。『声』で回答を聴くことができるというのは、このスマホ時代の新しい体験として提供できているのではないかと考えています。さらに、質問に対する回答も、質問者が信頼がおけるだろうと思っている人に質問ができるので、回答に対する信頼度も高いと思われます。また、2018年春を目途に、コイン機能を導入予定です。コイン機能が導入されれば、回答者も質問者も『Quidy.jp』というQ&Aプラットフォームを通じてお金を稼ぐことができるようになります。」
「Q&Aで稼ぐことができる」ことへ新しい切り口で挑戦
◼このサービスをつくる上で、ご自身の素質と合っていたと感じる点はどんなところですか?
「もともと『ちょびリッチ。』というネット上のポイントサイトを運営しているメンバーでして、ユーザーがインターネット上で活動をして、それが金銭的な対価を得られる仕組みをつくることに楽しみを感じていました。今回この『Q&Aで稼ぐことができる』というコンセプトは私自身がやってきたことを新しい切り口で挑戦できると思い、一人でも多くの方にこのコンセプトを感じてもらいたいなと思っています。」
※「ちょびリッチ。」は、「ちょびっとリッチな価値を提供する」ことをテーマにアンケートやアプリのダウンロードなどによってポイントを貯めることができるサービスで、貯めたポイントは各種連携サービスのポイントに交換することができるようになっています。
◼立案からオープンまでの間で苦労されたことはどんなことですか?
「人材集めですね。当時フリーで仕事をしていましたが、いざビジネスを立ち上げるといった時には自分一人だけでは何もできないので、アプリ制作やデザインなどのエキスパートを探すという所から始めました。おかげで現在は良い仲間とも巡り合うことができ、かなり速いスピードでオープンまでこぎつけることができました。」
◼オープン後、想定していたことと違ったことはありますか?
「まだオープンしたばかりで質問が少しづつ集まってきている所なので何とも言えないですが、質問・回答を日々聴かさせて頂いているなかで、本当に様々なQ&Aが飛び交っているなと楽しんで1ユーザーとして使っているところです。」
◼最近、他社のサービスで感銘を受けたり、関心したりしたものとその理由を教えてください。
「『Franz』というチャットの統合アプリに大変助けられてます。仕事柄、Slack・Facebookメッセンジャー・Chatwork・Skype・Wechatなど、様々なチャットツールで多くの方と繋がっていまして、それぞれ別アプリで起動する管理に手間がかかっていたのですが、このアプリを使うと、全てが一つのアプリで完結できるので、コミュニケーション効率が格段に上がりました。こういう痒い所に手が届くアプリは大好きです。」
※「Franz」は、FacebookやSkype、WeChatなどの複数のチャットツール・メッセージアプリ等をひとつにまとめて管理できる海外発の無料アプリケーションで、それぞれのツールを立ち上げずに、Franz上でメッセージの確認・送信ができるようになっています。
「高いスキルがなくても、誰にでも的確なナレッジを届けられるようにしたい」
◼「ナレッジ共有」という分野において、業界全体の課題はどんなことだと考えていますか?
「Google社の検索サービスをはじめ、インターネット上には本当にたくさんのナレッジがあふれている状況になりました。ただ、その中から、本当に正しいナレッジ、自分が楽しいと思えるナレッジ、欲しいと思えるナレッジを見つけるという事には、まだまだ高いスキルが必要ではないかと考えています。私たちはその壁をもっともっと低くして、高いスキルがなくても誰にでも的確なナレッジを必要としている人によりきちんと届けらえるようにすることも使命ではないかと考えています。」
◼今後手がけてみたいものはありますか?
「スマートスピーカーなど、音声とIoTが今後もっともっと親和性高く発展していくとみています。音声に関わるサービスをしている以上、そのあたりの情報もキャッチアップして、しかるべきタイミングで参入していきたいと思っています。」
インスタグラマーの再生回数は2万近く インフルエンサーの新たな活躍の場になる可能性も
「Quidy.jp(クイディ)」は、リリース以降順調にユーザー数を伸ばし2018年2月の時点では月間アクティブユーザー数が300,000を超えています。
編集部の調べでは、元NMB48でカフェ経営をしている島田玲奈さんの回答はすでに再生回数が6,000を超えたり、元Berryz工房でPINK CRES.リーダーの夏焼雅さんの回答も4,000を超えたりとアイドル界隈の人気を博しそうな勢いがありました。最近では元モーニング娘。の矢口真里さんも回答者として参加し始めたようです。また、ロックバンド「オメでたい頭で何より」ボーカルの赤飯さんの回答は9,000を超えており、アーティストとファンとの交流という点でも可能性があるようです。さらに、人気インスタグラマーのChiiiiさんの再生回数は18,000回を超えたり、YouTuberのYurinaさんも9,000を超えたりするなどインフルエンサー等の新たな活躍の場となるかもしれません。
また、サービス質問の再生回数が多かった人に現金が当たるキャンペーンを行うなど(現在は終了)、様々なキャンペーンも開催されており今後の伸びが期待されるサービスとなっています。
運営会社のハイエク株式会社では、マーケティング経験者を募集しています。
http://hayek.i-recruit.site/143.html
「Quidy.jp(クイディ)」アプリダウンロードはこちらからおこなえます。
https://itunes.apple.com/app/id1291827124
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