川村インターナショナルが自動翻訳エンジン「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」の提供開始

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株式会社川村インターナショナルは、「翻訳バンク」を活用した国産ニューラル自動翻訳エンジン「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」を2018年9月4日(火)より提供開始しました。
【URL】https://www.k-intl.co.jp/minna-mt_personal

■みんなの自動翻訳@KI(個人版)の特徴

1.「翻訳バンク」の枠組みで商用化した国産ニューラル自動翻訳エンジンを個人ユーザーにも提供
2.日⇔英、日⇔中、日⇔韓の組み合わせに対応
3.汎用モデル、特許特化モデルの2種類のエンジンをご用意
4.特許請求項に特化したエンジンもオプションで利用可能
5.Word/Excel/PowerPoint/Outlookのプラグインのほか、各種翻訳支援ツールからの利用が可能

■提供の背景

国立研究開発法人情報通信研究機構 (NICT) の自動翻訳エンジン「みんなの自動翻訳@TexTra®」は、特許・マニュアルなどの長文翻訳を得意とし、特許庁などと研究の連携も行ってきた高精度の自動翻訳エンジンです。

川村インターナショナルは、用途が非商用利用に限定されている「みんなの自動翻訳@TexTra®」を民間企業でも活用できるようにするため、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)から技術移転を受け、「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」として2018年5月に提供を開始しました。同サービスにより、翻訳者などの個人ユーザーも商用利用ができるようになります。

■使い方・利用シーン

通常、ニューラル自動翻訳エンジンを運用するには、GPUなどのIT投資が必要となります。「みんなの自動翻訳@KI(個人版)」は、SaaSモデルでの提供が標準になるので、初期投資は不要です。また、個人ユーザーでも利用ができることを目的としているため、一部の機能(エンジンの種類、対応言語の数、月額利用料)を制限することで低価格で利用することができるようになりました。

一方で、翻訳支援ツールと呼ばれるソフトウェアの活用やオフィスプラグインの提供については制限を設けていないため、プロジェクトの仕様に合わせてユーザー側で柔軟に対応することができます。また、「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」と同じインフラストラクチャを採用しており、翻訳対象のデータを収集することは一切無いため、依頼元企業からGoogleやMicrosoft社の機械翻訳の利用が禁止されているケースでも、安全に自動翻訳を活用することが可能です。

■「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」との違い

商用版と比較して、個人版では月額料金を抑える代わりに、利用人数や対応言語数など、いくつかの項目で制限があります。詳しくは比較表にあります。

■サービス概要

価格:5000円/月~(初期費用不要。年間契約をすることで、割引価格が適用されます。)
販売方法:SaaSモデルのみ
使用するサーバーは Amazon Web Services (AWS) です。
特許請求項に特化したエンジンを使用する場合には2,000円/月の追加料金が発生します。
個人版では用語集適用/IP制限オプションは使用できません。
※トライアル期間中に処理できる自動翻訳文字数は、50,000 文字が上限です。

【翻訳バンクとは】

「翻訳バンク」は、2017年9月に総務省およびNICTが開始した、オール・ジャパン体制で翻訳データを集積する枠組みです。自動翻訳技術の性能向上には、翻訳アルゴリズムの改良のみならず、翻訳データの質と量の確保が重要です。翻訳バンクでは翻訳データを集積して自動翻訳技術に活用することで、自動翻訳技術で対応できる分野を広げるとともに、さらなる高精度化を実現します。

詳細は、NICTによるプレスリリースにあります。

『翻訳バンク』の運用開始
-自動翻訳システムのさらなる高精度化に向けて、様々な分野の翻訳データを集積-
https://www.nict.go.jp/press/2017/09/08-1.html

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