自分だけの問題集で勉強!スマホ向け学習アプリ「Libry」が全国複数の高校に教材として正式導入

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株式会社Libryが2019年3月にリリースした、スマートフォン版中高生向け学習プラットフォーム「Libry(リブリー、以下 リブリー)」が、全国複数の高等学校に正式導入されました。トライアルでの導入も含めると、数十校にのぼります。

出版社の発行する教科書や問題集を電子書籍化したスマートフォン向け学習アプリの、学校での正式導入は日本初となります(2019年5月9日現在、Libry調べ)。

「リブリー」は、既存の問題集をデジタル化し、生徒一人ひとりの学習履歴に基づいて最適な問題を提示する「君だけの問題集」です。2017年にタブレット版をリリースしましたが、さらに携帯性を高め、学習機会を増加させるため、2019年3月にスマートフォン版をリリースしました。学校でのスマートフォン活用は、東京都が2020年度から東京都立高校において個人のスマートフォンを授業で活用する方針を打ち出し、現在モデル校での実証実験を進めるなど、関心が高まっています。

スマホ版利用イメージ

図:スマホ版インターフェースイメージ

中高生向け学習プラットフォーム「リブリー」について

出版各社が発行している既存の問題集をデジタル化し、生徒一人ひとりの学習履歴に基づいて最適な問題を提示する中高生向け学習プラットフォームです。生徒向けコンテンツと合わせて、教員向けには、「リブリー」の学習履歴や宿題の実施状況を確認するための管理ツールを提供しています。現在提供している教科は、数学、英語、物理、化学、生物です。佐賀県の県立高校をはじめとして、トライアルでの利用を含めると全国で数百の中学校・高等学校で活用されています。

<「リブリー」の特徴>
1. 出版各社と提携することで、信頼と実績のある問題集をそのままデジタル化しています。
2. 一人ひとりの学習履歴に基づいて最適な問題を提示することで、応用力の強化、記憶の定着、弱点の補強を図ります。
3. 「紙のノートとペンを使って勉強する」という学習スタイルはこれまでのまま、学習効率を高めます。

これらのサービスを通じて、社会問題となっている「重たい通学カバン」や「教員の長時間労働」などの課題解決に貢献しています。実際に活用している中学校・高等学校の現場から、「通学カバンが軽くなった」「教員の残業時間が1日あたり1~2時間削減された」という声も寄せられています。
タブレット端末の導入が進まない学校でも、EdTechによって学習の効率化が進められるよう、引き続きサービスを開発、提供していくとしています。

https://libry.jp/

学校教育におけるスマートフォン活用について

「学習者1人1台の情報端末を整備する」という国の方針に従い、現在教育現場では、ICT環境の整備が進められています。しかし、実態としては、整備状況の自治体間格差が大きく、このままでは生徒全員が十分にEdTechを活用するのは困難、との声が上がっています。このような状況のため、自宅の端末や個人の端末を学校に持ち込んで利用するBYOD(Bring Your Own Device)を検討する自治体が今後増えていくことが予想されます。
実際に、東京都では2020年度から東京都立高校において個人のスマートフォンを授業で活用する方針を打ち出し、「都立学校スマートスクール構想におけるBYOD研究指定校」を指定し、現在実証実験を進めています。

□学校教育におけるICT、データの活用
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/koyou/dai3/siryou5.pdf
□都立高、個人スマホを授業で活用へ 18年度から (日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25333430U8A100C1CC1000/
□都立校での授業スマホ活用、西・三田などBYOD研究指定校10校(リセマム)
https://resemom.jp/article/2018/05/28/44759.html

「リブリー」(スマートフォン版)を導入された高等学校の先生の声

導入を決定した高等学校の先生からは「タブレットの導入は費用面のハードルが高く、ICTを活用したサービスの利用は難しいと思っていた。スマホ向けのサービスは、生徒のスマホを使えば費用を抑えられるので、採用することができた」などの声が寄せられています。

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