株式会社セルートは、2018年11月より、EC事業者向けのAPI(Application Programming Interface)を公開します。今回のAPIは、DIAq(ダイヤク)のサービスとEC事業者のサービスを連携するものです。ECで商品を購入したユーザー(お客さま)が、EC事業者のサイトやアプリ内で、当日配達のほか深夜早朝を含めた配達時間を指定したり、アンカー(運送者)の情報を確認したりする機能を提供します。
DIAq API TOP画像
DIAq APIサービス紹介サイト
背景
2017年8月にリリースしたDIAqアプリは、荷主と近くにいるアンカーをリアルタイムにマッチングさせる仕組みにより、注文後30~60分程度での配達など、とくに緊急度の高い場面で活用されています。今回公開するAPIでは、実店舗の在庫をECで活用する企業を対象に、それほど緊急性はないものの既存の宅配サービスではカバーできない「注文日即日配達」のサービスを提供します。
「緊急配送」と「当日配達」は市場が異なるサービスです(図1)。DIAqでは、今回新たに当日配達市場に向けた新しいソリューションを用意しました。ユーザーがECサイトまたはアプリで商品を購入した後、アンカーが最寄りの店舗の在庫を集荷・配達するため、当日配達が可能になります(図2)。
(図1)今回提供するEC宅配サービス用APIと既存アプリの違い
(図2)店舗在庫を活用するECサイトまたはアプリとDIAqの連携による買い物体験の例
※オレンジ色の矢印がDIAqと連携した配達の流れ
概要
(1)API連携によって利用できる機能
当日配達のほか、深夜早朝を含む配達時間の指定、受取り場所の指定を、ユーザーがECサイトやアプリ上で行えるようになります。
購入された商品は、DIAqの審査を通過したクラウドソーシングのアンカーが店舗から商品を集荷してユーザーの指定場所へお届けします。
(2)メリット
1. EC事業者のメリット
自社のサイトやアプリをDIAqと連携することで、ユーザーの利便性が向上し、集客力の向上が見込めます。
また、当日配達や深夜早朝の時間指定が可能になることで、返品率の減少が見込めます。
2. ユーザーのメリット
当日配達や深夜早朝の時間指定が可能になることで、購入から受け取りまでがスムーズになり、ECの買い物体験への満足度が大きく向上します。
(3)公開日
2018年11月
(4)利用方法・料金
下記のURLより、サービスの詳細を確認できます。
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配送クラウドソーシングアプリ「DIAq」は、自転車で通学する学生、買い物に行く主婦、出前の原付から個人事業主のプロドライバー、バイク便のプロライダー、自転車便のプロメッセンジャーまで、多種多様な人たちが「空き時間」を使って荷物を運ぶことができるプラットフォームアプリです。アプリを通じて、シェアリング・エコノミーによる、効率が良く持続可能な次世代の物流プラットフォームの提供を目指しているとしています。